2015年Q1 中国オンラインゲーム業界データ(PC&モバイル)
- chinaitmarket
- 2015年6月5日
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● 2015年Q1 中国オンラインゲーム市場は初めて300億元(約5,700万億円)を突破。
● その中で、モバイルゲーム市場は99.6億元(約1,892億円)で全体の31%を占めるまでに成長。
● 中国のモバイルゲーム市場はすでにレッドオーシャンとはいえ、2015年Q1のタイトル数は約6,000と驚異的。
○ 2013年Q1-2015年Q1 中国オンラインゲーム市場規模

2015年Q1 中国オンラインゲーム市場は初めて300億元(約5,700万億円)、前期比8.0%, 前年同期比 24.7%に到達。成長の要因は依然として成長を続けるモバイルゲーム市場となっている。
注釈1:中国オンラインゲーム市場規模の統計は、PCクライアント版, PCウエブ版, モバイルゲームを含む。
注釈2:オンラインゲーム市場規模は中国大陸のオンラインゲームユーザーの消費総額、及び中国オンラインゲーム企業が海外のオンラインゲーム市場で得た総収益を含む。
○ 2013年Q1-2015年Q1 中国オンラインゲーム市場規模シェア

オンラインゲーム全体の中で、モバイルゲームのシェアは30%を突破、PCクライアントとウェブゲームのシェアは減少傾向あり。近い将来、モバイルゲームのシェアが50%に到達しPCを超える見込み。
注釈1:中国オンラインゲーム市場規模の統計は、PCクライアント版, PCウエブ版, モバイルゲームを含む。
注釈2:オンラインゲーム市場規模は中国大陸のオンラインゲームユーザーの消費総額、及び中国オンラインゲーム企業が海外のオンラインゲーム市場で得た総収益を含む。
○ 2015年Q1 中国オンラインゲーム上場企業 収益Top15

2015年Q1の上場ゲーム会社のランキングに大きな変化が生じている。NetEaseは《炉石传说》、《乱斗西游》、《梦幻西游》などのゲームにより大幅に成長。
モバイルゲームがゲーム会社の収益に変化をもたらす最も主要な要素となっている。強力な開発力及びブランド効果、更にパブリッシング力のいずれかが機能することで、リターンを得ることができる。
注釈1:中国オンラインゲーム市場規模の統計は、PCクライアント版, PCウエブ版, モバイルゲームを含む。
注釈2:オンラインゲーム市場規模は中国大陸のオンラインゲームユーザーの消費総額、及び中国オンラインゲーム企業が海外のオンラインゲーム市場で得た総収益を含む。
○ 2013年Q1-2015年Q1 中国モバイルゲーム市場規模
市場規模は99.6億元(約1,892億円)、前期比22.3%, 前年同期比 75.3%に到達。

成長の要因は;
1)春節によりモバイルインターネットの使用時間が増加、モバイルゲームが主要な娯楽の一つとなり、同時にゲーム会社は多くの消費キャンペーンを実施、ユーザーの課金額が増加。
2)多くのコアなオンラインゲームが収穫時期を迎え、2014下半期に多くのPCクライアントゲームやPCクライアントゲームのIPをモバイルゲームに移植したゲーム;例: 《天龙八部3D》,《全民奇迹》,《刀塔传奇》などがリリース、各タイトルの四半期の収益は平均7億元(約133億円)となり、コアオンラインゲームの時代が到来。
3)細分化した市場は徐々に開かれており、昨年の《开心消消乐(パズル)》から2015年の《战舰少女(戦艦少女)》などのゲームまで、ゲーム単体での収益はオンラインゲームに及ばないが、新規ユーザーをもたらしている。
注釈1:中国オンラインゲーム市場規模の統計は、PCクライアント版, PCウエブ版, モバイルゲームを含む。
注釈2:オンラインゲーム市場規模は中国大陸のオンラインゲームユーザーの消費総額、及び中国オンラインゲーム企業が海外のオンラインゲーム市場で得た総収益を含む。
○ 2014年Q1-2015年Q1 中国モバイルゲーム数
2015年Q1の中国モバイルゲーム数は約6,000となり、前期比率で減少。

2015年Q1の中国モバイルゲーム数は減少、モバイルゲーム市場の競争はブルーオーシャンからレッドオーシャンに移行、これに伴いタイトル数も減少し、多くの中小開発会社が激しい市場競争の中から撤退。同時にオンラインゲームと優れたスタンドアロンゲームの市場シェアは継続して増加。
○ 2014年Q1-2015年Q1 中国モバイルゲーム新規IPコンテンツ数
2015年Q1の中国モバイルゲーム新規IPゲーム数は289個に到達、前年同期比で30%近く増加。

IPゲームの前年同期比がそこまで成長していない要因;
1)IPを獲得するコストが高く、大手企業以外の中小企業はコンテンツが失敗した場合の結果を受け入れられない。
2)三国、西遊記などの無料のIPは、すでに多くのコンテンツが存在しており、新たに開発しても市場の認知度は高くない。
3)高収益のIPコンテンツは過去の名作となっており、これらのIPは大手企業の手中にあり、海賊版のリスクがある。
参照元:http://news.iresearch.cn/zt/246301.shtml
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