2015年 中国検索エンジンシェア
中国の検索エンジンと言えばBaidu(バイドゥ)の印象が強いのだが、直近どうなっているのか調べてみた。ユーザーシェアと市場規模のシェアで様相が異なる模様。
● 中国検索エンジン ユーザーシェア
※ 2015年のユーザーシェアが出ておらず、2013年,2014年比較。
参照元 http://data.cnzz.com/type/content.php?tid=7877&type=33, http://www.idcps.com/news/20140917/77642.html
1位:Baidu
2012年頃まで80%以上のシェアを取っていたことと比較すると、勢いは落ちているものの依然として不動のシェアNo.1。
2位:Qihoo 360
後発ながら、360のブラウザーやナビゲーションサイトのユーザー拡大に伴いシェアを拡大。
サービスとしての認知度が高く、検索エンジンとしてのブランド力は低い印象。
CEOの周鸿祎(Hongyi Zhou)は、Yahoo! ChinaのCEOを務めていた経緯あり。
3位:搜狗(Sogou)
2013年9月に搜狗の親会社である搜狐(SOHU),搜狗,Tencentは戦略提携を発表。
搜狗とTencentの検索サービスである搜搜(SOSO)は合併され、『新搜狗』と呼ばれている。
Tencentは搜狗へ4.48億USDを出資。
● 2015年Q1 検索エンジン 市場規模シェア
1位:Baidu 81.4%
2位:Google中国 9.3%
3位:搜狗(Sogou) 4.6%
4位:360 3.5%
圧倒的なブランド力、ユーザー規模で、モバイルへの移行を推し進めるBaiduが8割を超えるシェアを獲得。
3位の搜狗(Sogou)は、Tencentとの提携効果によりユーザー規模は継続上昇、今後 より競争力を持つ見込み。
ユーザーシェアでは1位のBaiduを脅かす存在だが、収益化の弱い360は、ブランド力の強化として2015年1月に検索ブランドとして「好搜(haosou.com)」をリリース。今後に期待。
参照元 http://www.199it.com/archives/349448.html